どちらも、何かしらの技術などを集中して習得するようなイメージがあります。しかし両者には明確な違いがあり、間違えて使うと思わぬ誤解を生んでしまう結果になります。

修業と修行の違い

修業

広辞苑では「学問・技芸などを習いおさめること」とあります。例えば花嫁修業であったり、格闘技の修業などの場合はこちらの言葉を使います。

修行

対して修行は全く別の意味になります。修行とは、悟りを求めて仏の教えを実践することを指します。仏教の修行という使い方をします。

もう一つの意味として、精神を鍛えて学問・技芸を習得するために、諸国を巡ることを指す言葉でもあります。例えば武者修行がこれに該当します。


このことから、誤って「修行してる」などと伝えてしまうと、言葉の意味を知っている人からしたら「大変なことをしているんだな」という誤解を与えてしまう可能性があるので、注意が必要です。