2013年、麻布中学校の理科の入試問題にて、「ドラえもんが生物でない理由を述べよ」という問題が出題され、話題となりました。

ドラえもん問題の内容

出題は次の内容です。

99年後に誕生する予定のネコ型ロボット「ドラえもん」。
この「ドラえもん」が優れた技術で作られていても、生物として認められることはありません。
それはなぜですか。理由を答えなさい。

中学入試にしては非常に難解と思われるこの問題、あなたならどう解答しますか?

この問題に対して、ネット上では「答えが明確でない問題は不適切である」といった批判も相次ぎました。しかし専門家は「科学者の目線で考えることが大切」と解説しています。そのことから「生物とは何か」を定義することで正解が導き出されるといいます。

例として「自身が成長したり、子をつくったりすることができないから」と解答することができます。ドラえもんはロボットであるため細胞が成長しない、交尾をしないから子孫が残せない、その結果ロボットであるということです。

冒頭で述べたようにこれらの問題には明確な正解は存在しません。いかに学校側に自分自身に興味を抱いてくれる解答ができるかが肝になるのです。