外敵から身を守る際にプクーっと膨らんで無数の針を出すことで知られる「ハリセンボン」ですが、その名の通り1000本あるのでしょうか。

ハリセンボンの生態

ハリセンボンはフグ目に属する生物でフグの仲間です。
フグと違い毒はありませんが、外敵に遭遇すると空気と海水を吸入して身体を膨らませて針を出す点は共通しています。

また、フグの歯は上下2本ずつの計4本に対し、ハリセンボンは上下1本ずつの計2本しかありません。
ハリセンボンの学名である「Diodontidae」も、ラテン語で2本の歯という意味になります。

針を出している状態の時は直立になり、外敵に対して大きく見せるような動きをします。

20種ほどいるハリセンボンのいずれも、針の数は350本前後しかなく、名前の由来はその見た目から来ているに過ぎませんでした。