ウニはヒトデやナマコなどと同じ棘皮動物(きょくひどうぶつ)で、漢字では「海胆」や「雲丹」と書きますが、その違いはあるのでしょうか。

ウニの漢字

ウニの身は日本の三大珍味として数えられます。普段私たちが口にするウニの身と思われている部分は、実はウニの精巣・卵巣の部分で、数百円のものから高級なものになると一箱数万円というのも珍しくありません。「海胆」という漢字は「海の内臓」という意味で、精巣・卵巣を指しているのです。

ウニは寿司ネタや海鮮丼などとして主に食べられます。これらのウニは保存が効くように塩を用いて加工されたもので、このウニを漢字で「雲丹」と書きます。

つまり大雑把に説明すると、生きている状態を「海胆」、食材に変わったものを「雲丹」と分けることができます。