ファッションに用いられる「ボア」は、羊の毛のようにクルりと丸まっているのが特徴で、軽量で暖かく、冬物の衣類に多く使われています。

ボアの語源

現在では襟元や袖口などにボアがワンポイントで使われることがありますが、もともとはマフラーやスカーフのように長い襟巻きの一種です。

材質はポリエステルやアクリルが主ですが、本来は水鳥の羽根や動物の毛皮を使用します。現在でもポリエステルなどに本物の毛を混ぜて、よりボアらしさを出しているものもあります。

19世紀初頭にはヨーロッパでボアが着用されていたとされ、流行していました。その見た目から、南アメリカに生息する大蛇であるボアを身に付けているようだ、ということが名前の由来になっています。