犬税を徴収している国がある
犬税とは、その文字通り飼いイヌに対してかかる税金のことです。世界でも数カ国だけ、この犬税が導入されているのですが、それはイヌを愛するがゆえの徴収なのでした。
犬税とは
犬税を導入している主な国は、ドイツ・オランダ・オーストラリアなどです。ドイツでは一頭に付き約16000円(2頭目以降は24000円)、オランダは一頭あたり約5000円、オーストラリアは州によって変わりますが、概ね約10000円です。これらは全て年間で支払う税金になりますが、決して安いとは言えませんが、特別高いわけではありません。
税収されたお金は、犬の糞によって汚れた箇所の清掃や、エチケット袋の費用などに使われます。また、税金を徴収することで安易な気持ちで飼育しようと思わないよう、飼い主に対して責任感を持たせることができます。
実際に日本では年間約1万件以上の殺処分が行われていますが、ドイツでは極めてゼロに近いといいます。
元々ドイツはイヌに対する考え方や接し方が日本などよりも遥かに進んでいます。それに犬税が加わることで更にイヌを思う気持ちに拍車をかけているのです。賛否両論はあるでしょうが、イヌのため、またイヌが快適に生活できる仕組みが作れるのなら、日本でも犬税を導入しても良いのではないでしょうか。