南アフリカなどのサバンナに生息し、二足で直立する姿が何とも愛くるしいミーアキャットですが、「キャット」と名が付いているにも関わらず、じつはマングース科に属するマングースの仲間だったりします。そんなミーアキャットの食性は雑食なのですが、なんと毒サソリも平気で食べてしまうのです。

なぜ毒におかされないのか

ミーアキャットは昆虫、爬虫類、鳥類、小型の哺乳類などの動物から、植物の茎や根、果実なども食べます。昆虫の中にはサバンナに生息する毒サソリまでも食べてしまいます。ミーアキャットはサソリの毒に対する免疫を持っているため、毒におかされることがないのです。

「サバンナのギャング」の異名を持つほどその気性は荒く、サソリだけでなくヘビやクモなどの危険な動物を獲物にすることもあります。

ちなみに「ミーアキャット」とはアフリカーンス語で「シロアリのマングース」という意味であり、シロアリの巣の上で直立して立っていたり、シロアリを食することもあることから名付けられたようです。