お弁当に入っている醤油やソースなどを入れておく、魚の形や瓶の形をしたポリエチレン製の容器。一般的にはタレ瓶と呼ばれることの多いこの容器の正式名称をご存知ですか?

タレ瓶の正式名称

ポリエチレン製の容器が誕生したのは1954年のこと。それまでは醤油などを入れておく容器はガラスや陶器製のものしかありませんでした。当然コストは高く、使い捨てにはとても不便でした。そこに目をつけたのは、後にポリエチレン製容器で会社設立まで成し遂げた、渡辺 輝夫です。

彼は「これからは経済的なポリエチレンの時代になる」という先見の明を、ポリエチレン製の容器を開発することで的中させたのです。

このポリエチレン製の容器の正式名称は「ランチ」と「チャーム(魅了)」を組み合わせた造語で、「ランチャーム」といいます。

現在では全国に五つの製造拠点を構え、年間80億円以上も売り上げるほどに成功を収めたのです。