クジラは歌を唄う
虫や鳥、犬や猫などの多くの生き物は、その鳴き声で求愛行動をとったり威嚇したりコミュニケーションを取ります。しかしクジラは歌を唄うことで仲間とコミュニケーションを図るのです。
クジラの歌
他の生き物が発する鳴き声には一定の規則性はありません。しかしクジラの発する声は一定のメロディーがあり、まさに「クジラの歌」なのです。
このクジラの歌は、クジラの種類によっても規則性が変わっています。ザトウクジラの歌は一曲を歌い終えるまで20~30分程かかり、1シーズン通して同じ曲を歌います。しかし、ホッキョククジラの歌は一曲あたり45秒~2分程と短く、数時間~数日の短いスパンで曲を変更するといいます。
なぜ歌を唄うのか、その理由は定かではありませんが、オスがメスに対する求愛行動なのではないかという見方が強いようです。