正式には「カシオ計算機株式会社」ですが、電卓や電子楽器から時計まで、幅広い製品をリリースしている「CASIO(カシオ)」。古くからある多くの日本企業は創設者の名前が付くことが多いですが、カシオもその一つなのでしょうか?

CASIOはカシオさん?

「カシオさん」が起業したのであれば、先頭のアルファベットは「C」ではなく「K」のはずです。

カシオ計算機株式会社は、1946年に樫尾 忠雄が樫尾製作所を創設したことに始まります。つまりカシオは他の企業と同様に、創設者の名前が付けられていたのです。

設立当初は電卓などの計算機を主に開発していましたが、この頃よりグローバルな展開を想定しており、社名をローマ字表記の「KASHIO」ではなく、親しまれやすい「CASIO」と表記したのです。

日本人であればカシオが日本の企業であるというのは当然知っていることですが、外国人の中にはカシオが日本の企業であるということを知らない人も多いようで、特にイタリアの企業と勘違いされがちとのこと。