犯罪の多い国のイメージとしてはアメリカが挙げられます。事実、世界最大の刑務所はアメリカのニューヨークに存在し、最大で1万5000人もの受刑者を収容することができます。

最大の刑務所と最小の刑務所

この刑務所はニューヨークのイースト川に面した島にあり、島そのものが巨大な刑務所になっているのです。犯罪率がピークを達した2003年には、ほぼ満杯の収容人数になりましたが、年々犯罪率が低下している現在では、ニューヨーク市は2026年までに刑務所の閉鎖を決定しました。

それでは逆に世界最小の刑務所はというと、イギリス海峡に位置する人口600人のサーク島にあります。サーク島はイギリスに属していますが、独自の憲法と法律を持っている特殊な国になります。

この島に用意された刑務所の最大収容人数はたったの2人。しかし車すら存在しないこの島では、犯罪が頻発することは考えづらく、妥当な収容人数なのでしょう。