手塚治虫の名作である『鉄腕アトム』は、アニメを放送すれば視聴率が30%を超え、コミックを出せば累計出荷本数が一億冊を超える、まさに10万馬力なモンスター漫画です。アトムは原子をエネルギー源として活動を行います。「アトム(Atom)」とは「原子」という意味ですが、海外では「Atom Boy」ではなく、「Astro Boy(アストロ・ボーイ」と改名されて発行されました。その理由は、アトムという言葉が海外では非常に恥ずかしい言葉だからなのです。

アトムのスラング

アトムはアメリカのスラング(俗語)で「オナラ」を意味します。さすがにこれでは「鉄腕アトム」のまま海外へ向けて作品を発行する事ができないため、アストロ・ボーイへと改名されたのです。アストロは「星の」や「宇宙の」といった意味の言葉になります。ちなみにアトムは天馬博士によって作られた人型ロボットで、宇宙からきたロボットというわけではありません。