2019年で放送50周年を迎え、「世界で最も長く放映されているテレビアニメ番組」としてギネス世界記録を保持している『サザエさん』。しかし劇中の登場人物は、50年どころか1歳も歳をとっていないのかと思いきや、例外があったのです。

サザエさんの時間進行

日常を描くようなこの手のアニメや漫画では、登場人物が歳をとることがないという設定は多くみられます。

ちなみにアニメ版ではサザエは24歳、マスオは28歳、波平は54歳、フネの年齢は不詳ですが、50代の設定と意外にもみんな若いのです。登場人物の中で、サザエとマスオの息子であるタラちゃんは3歳の設定ですが、実は初期の頃には1歳に満たない赤ん坊という設定で登場していたらしく、「いつまでも言葉が喋れないと面白くない」という理由で一気に3歳まで歳をとったのです。

そしてもう一つが、マスオさんの出世です。海山商事の係長を務めていたはずのマスオさんは、途中から課長代理に出世しており、ここにも時間の経過を匂わす設定変更が加えられていたのです。