「サザエさん症候群」という病気がある?
サザエさんは愉快な登場人物が繰り広げる愉快なストーリーが売りであり、とても病気とは無縁な関係にあるように感じられます。しかし実際に「サザエさん症候群」と呼ばれる症状はあります。また、全く同じ症状で「笑点症候群」と呼ばれる場合もありますが、これらは一体どのような病気なのでしょうか。
サザエさん症候群とは
それでは両者の共通点を見つけてみましょう。二つともテレビ放送が開始されて数十年が経過する長寿番組であり、放送時間はいずれも日曜日の夕方という点があります。この時点で勘の良い方はすでにお分かりでしょう。
日曜日は世間一般的には休日であり、月曜日は学校や仕事などが始まる日です。「サザエさん症候群(笑点症候群)」は、休日の終わりを実感することで起こる憂鬱などの症状が発症することを指す造語なのです。
医学的にこの症状が病気であることはありませんが、日曜日が終わってしまう憂鬱感を体感したことのある人は多いことでしょう。世界的にも日曜日が終わること、月曜日が始まることに憂鬱感を感じる人は多く、このことは世界では「ブルーマンデー(憂鬱な月曜日)」と呼ばれます。