キャラメルは禁煙のためのお菓子だった
キャラメルといえば「森永ミルクキャラメル」が浮かぶ方も多いことでしょう。1899年から販売が開始された森永ミルクキャラメルは、当時は今とは違った、変わった趣向で宣伝されていました。
キャラメルと禁煙
現在でも販売が続けられている箱入りキャラメルは、1914年に登場しました。当初はお土産用に製造されたものが大反響を呼び、当時では珍しい宣伝カーの起用など、大々的な宣伝活動が行われて主力商品になったのです。
新聞広告の第一号には「禁煙を欲せらるる紳士淑女の為に特製ポケット用」と掲載。禁煙をしたい大人のためのお菓子として宣伝していました。
後に「禁煙代用」のキャッチフレーズを起用するなど、キャラメルは禁煙を目的としたお菓子として売り出されていたのです。