かつてカップラーメンは「標準」と「上級」に区別されていた
毎年全世界で1000億食以上も消費されるカップラーメン。スーパーマーケットではズラリと並んだカップラーメンのコーナーに足を止め、今日は何を食べようかと悩むこともあるでしょう。
上級なカップラーメンとは
カップラーメンは100円以下で買えるものから、300〜400円ほどの高級志向のものまで実に様々な種類の商品が販売されています。個人的に「○○円以上のものは高級品」と判断する方が多いでしょうが、かつて日本では実際にJAS規格によって「標準」のカップラーメンと「上級」のカップラーメンに区別されていたのです。
対象となるのは2009年6月30日以前に発売されたカップラーメンです。麺の重量に対して具材(かやく)が6%以上のものが「標準」、15%以上のものが「上級」とされていました。カップ焼きそばやカップスパゲティの場合は、4%以上が「標準」で、10%以上が「上級」と定義されていたのです。
あくまでも具材の量によって判別されるものであり、商品の価格自体は関係がありません。しかし2009年7月1日以降、この規格は廃止となりました。