おつまみの定番「柿の種」はちょっとしたうっかりから生まれた
新潟県発祥で、その生産量も新潟県が90%を占める、おつまみの定番「柿の種」。今では海外進出も果たしている大ヒット商品はどのようにして生まれたのでしょうか。
今回の雑学では、柿の種の誕生についてご紹介します。
おっちょこちょいな誕生秘話
1919年に創業した柿の種の元祖「浪花屋(なにわや)」。なぜ新潟県なのに「浪花」なのかというと、大阪で作られていたアラレ作りの技術を取り入れて販売するようになったことから付けられました。
いつものように小判型の金型を使ってアラレを製造していたところ、うっかりとその金型を踏んでしまったのです。試しに三日月のように変形してしまった金型のままアラレを作ってみると、常連のお客さんに「柿の種に似ている」と言われ、評判も上々だったのです。これが、元祖「浪花屋」の柿の種の誕生です。
ちなみに柿の種にピーナッツが入っている理由は諸説あり、どれも決定的な確証にはいたりません。