夏を乗り切る涼しさを与えてくれる食べ物といえば、なんといっても「素麺(そうめん)」でしょう。夏バテで食欲を失っていても、不思議とそうめんは体が受け付けてくれたりもします。

そうめんと氷

そうめんは日本で誕生したと思われがちですが、その発祥は中国の「索餅(さくべい)」であるというのが有力説とされます。日本国内でそうめんが初めて作られたのは、奈良県桜井市とされます。

そうめんは言わずもがな麺類であり、麺類の美味しさにはコシや伸び具合が大きく左右します。よく、そうめんを冷たいまま食べようして、そうめんを盛った器に氷を載せたり、氷水を張った器に盛ることがありますが、これでは麺が伸びてしまい、コシを失う原因になってしまいます。

茹で上げたそうめんを流水で軽く揉み洗いした後は、1分ほど氷水に浸けて冷やします。その後は水気に触れさせないことが望ましいです。

氷を使ってさらに冷やしたい場合は、そうめんに氷を乗せるのではなく、麺つゆを入れた器に氷を入れるようにしましょう。