冬場に寒さが厳しくなると、トイレに行く回数が増える気がします。これは気のせいなどではなく、身体の仕組みから考えるとごく自然のことなのです。

オシッコがしたくなる理由

オシッコは血液中の不要な成分を水分と一緒に体外へ排出する生理現象です。この他にも人間が体内の水分を失う行動があります。それが発汗です。夏場には体温調整のために多くの汗をかきます。そのため、身体は体内の水分量を調整するために、オシッコの量を減らすのです。冬場はこの逆の考え方になりますので、夏場に比べたらオシッコに行く回数が多く感じるというわけです。

もう一つの理由は寒さによる筋肉の収縮です。オシッコを作り出す膀胱の筋肉が縮むことにより、オシッコがしたいという命令を脳に送り出すのです。