人類は日々進化しています。暮らしは豊かになり、必要以上に筋肉を使わなくとも生活が出来るようになってしまいました。そうなると、人間の体は不要な部分を排除していきます。その内の一つが「長掌筋(ちょうしょうきん)」です。

長掌筋とは

長掌筋は腕と肘あたりにかけてある筋肉ですが、長掌筋の周りに付いている筋肉の方が機能するため、あまり使われる筋肉ではありません。それゆえ、退化の対象となってしまったのです。

長掌筋は既に日本人では5%、白人では20%もの人が持っていない筋肉になります。

自分に長掌筋があるのかを確認する簡単な方法があります。手首を内側に折り、握り拳を作るか、小指と親指をくっつけてみましょう。通常は手首に2本の筋が浮き上がりますが、長掌筋が無い人の場合はこの筋が1本しかありません。

もし欠如していたとしても落ち込む必要はありません。むしろ一歩進化した新型の人間であると思いましょう。