日本でも度々、学校の無償化という問題が話題になります。日本の大学では、高いところで年間100万円を超える学費の支払いが必要な学校も少なくはありません。しかし世界レベルで見た場合、これらは安く感じるのです。

世界一高額な学費

世界で最も高額な学費がかかる学校は、スイスにある「ル・ロゼ学院」という中等教育の私立学校です。スイスは世界屈指の中等教育が学べるとされ、その中でも最も歴史が古く、1880年に設立されました。卒業生には日本の著名人のご子息も多くいます。

全寮制のこの学校には、7〜18歳の約400人の生徒が在籍しており、世界70カ国から生徒が集まります。生徒の国籍が偏らないよう、その国籍の生徒は全体の10%までと制限されます。世界最高峰のスキーリゾート地に冬季キャンパスがあり、1〜3月の間は冬季キャンパスの特別カリキュラムが実施されます。ちなみに1年の内で2つのキャンパスを利用するのは世界中でル・ロゼ学院だけとされます。

問題の学費は年度によって大きく差はありますが、2021〜2022年度の学費は12万7800フラン。日本円にしておよそ1600万円という驚愕の値段になっています。