なぜ雑誌は今月発売なのに来月号表記なの?
雑誌の表記はなぜ来週や来月の表記がされているのでしょうか。例えば8月に発売の月刊誌は「9月号」と表記されています。場合によっては8月発売の雑誌が「10月号」と表記されるなんて事もあり得ます。
雑誌の表記の謎
人は新しいものほど購入意欲が湧くものです。月刊誌の場合は丸一ヶ月の間、つまり8月20日に発売された月刊誌は9月19日まで店頭に並ぶことになります。定期購読していない、衝動的に雑誌を購入する際に、同じ内容で「8月号」と「9月号」が並んでいたら、どちらを購入するでしょうか?9月に突入しているのに、8月という表記があっただけで、人は「古いもの」という感覚を覚えてしまうのです。
実際には週刊誌では15日先、月刊誌は40日先までを、限度とする制度がしっかりと定められています。
心理的効果だけでなく、出版物の配送センターから遠い、北海道や九州、離島などの場合は発売日当日に間に合わないことが多いため、先付けの制度はこういうケースにも対応できる便利な制度なのです。