昔から、ミョウガを食べると物忘れをするようになると言われています。もちろんこれは科学的根拠のない俗説に過ぎませんが、一体なぜこのような言い伝えが生まれたのでしょうか。

ミョウガの言い伝えの真相

仏教の開祖であるお釈迦様には沢山の弟子がいました。その弟子の中でも最も頭が悪いとされていたのが、「周利槃特(しゅりはんどく)」という人物です。

周梨槃特はとても物をよく忘れる人物で、自分の名前すら覚えられませんでした。そこで「名荷(みょうが)」と呼ばれる名札を首にかけさせてもらうのですが、その名荷の存在すら忘れてしまうほどでした。

このことから、名荷と同音の「茗荷(ミョウガ)」をかけて、ミョウガを食べると物忘れをするという言い伝えが生まれたといわれています。