香港映画の大スターであるブルース・リーが使用したことで一世を風靡した武器、ヌンチャク。二本の同じ長さの棒を、紐や鎖などで連結したもので、振り回すことによって敵を攻撃します。ブルース・リー世代の少年たちは必死になってヌンチャクを練習したとも聞きますが、実はヌンチャクの発祥は中国ではなく日本だったのです。

ヌンチャクの起源

ヌンチャクは沖縄の武術である「琉球古武術」の武器として用いられていました。ヌンチャクは着物の中や腰帯の中に忍ばせておける、隠し武器されていました。そのため当時のヌンチャクは現在のものと比べると小型で、長くても30cm程だったとされます。

一般的には持ち手(敵を攻撃する部分)部分は木製ですが、手ぬぐいを水で濡らしたり、手ぬぐいの端に石を包んでおくことでも木製ヌンチャクと同等の攻撃力が出せます。この特徴を活かし、隠し武器や護身用の武器として用いられていたのです。

ちなみに現在の日本でヌンチャクを携帯していると、軽犯罪法に触発する恐れがあります。