大統領はサインする毎にペンを変える
大統領ともなると、公的文書に署名をする事が多々あることでしょう。日本では署名と捺印が本人の証明として利用されていますが、海外では一般的に自分だけのサインというものを証明として使用されます。例えばテレビなどでも放映される調印式などでは、大統領が一つサインをする度に毎回ペンを持ち替えている様子が伺えます。これはなぜなのでしょうか。
なぜわざわざペンを持ち替える?
歴代の大統領のほとんどの方が、サインの際に複数のペンを持ち替えます。それも2、3本ではなく数十本単位での数です。これは、法律や制度など、その調印式に至るまでに活躍した人物や団体などの関係者に、大統領がサインしたペンを記念品として寄贈するためだとされます。
全ての大統領がこのような事をしているわけではなく、例外もあります。例えばブッシュ大統領は一本のサインペンでサインをし、未使用のペンを関係者に贈ったと言われています。また、大統領が使うサインペンは特注品で、大統領のサインが刻印されており、一本数万円もするのだとか。