2021年現在で、日本の人口は1億2500万人います。世界トップは中国で、およそ13億5000万人もの国民がいます。そんな中、国民がたったの5人しかいない国があるのです。

世界最小の国家

その国の名は「ワイ公国」といい、オーストラリアのシドニーの郊外にあるモスマン市に位置します。

国王はこのモスマン市に暮らしていた芸術家のポール・デルプラットで、元々はモスマン市内で平穏に暮らしていました。しかし、自宅の前の道路の敷設を申請したところ、行政のミスにより申請は却下されてしまったのです。これに激怒したポールは、モスマン市に対して独立を宣言し、あろうことかモスマン市はこれを受理しました。

このことで、家族5人が住む敷地内はワイ公国と名付けられて独立してしまったのです。使用されている国旗も、芸術家であるポール自身がデザインしたとのこと。

しかしこの承認はあくまでもモスマン市が行ったものであり、オーストラリアの認可は受けていません。こういった”自称“国家は「ミクロネーション」と呼ばれ、世界中にいくつか存在します。