飛行機の機内サービスではドリンクが無料で提供されます。お酒が好きな人はアルコール飲料をついつい多く飲んでしまいがちですが、地上で飲酒するよりも上空で飲酒する方が酔いが回りやすいといわれます。

飛行機での飲酒

飛行機は高度1万m付近を飛行しています。上空では気圧が低くなってしまうため、機内は与圧装置によって0.8気圧程に調整されています。それでも地上にいる時よりも気圧は低く、標高2000m程度に相当します。標高の高い場所は空気濃度が薄く、呼吸が苦しくなります。当然、体内の酸素量も減ってしまいます。

これによって体内の代謝が悪くなるのと、低気圧によって末梢血管が拡張することで血液の循環が促進され、酔いが回りやすくなるとされます。一説によると、地上で飲酒したときに比べて、2倍は酔いやすいといいます。