猫が寄ってこないように塀の上や花壇の周りなどに並べられた水入りのペットボトルをよく目にしますが、実はあのペットボトルには何の効果もないのです。

今回の雑学では、本当に猫よけをしたいなら何をするべきなのかをご紹介します。

水入りペットボトルの効果は一時的

確かに水入りのペットボトルを置くことで猫は寄って来ません。ただしこれは「いつもこんなところに無いはずの何かがあるニャー」と思い、驚きと警戒で避けて歩くのです。しかしこれはほんの一時しのぎにしか過ぎません。ペットボトルが全く動かず、敵意もないことだと認識するや否や、猫は平然とペットボトルの脇を通過していきます。

塀の上を歩かれて家の裏庭に侵入されるのが嫌だ。猫の通り道になっているのが嫌だ。などと思い、塀の上に猫の足の踏み場もないほどズラッとペットボトルが並んでいる光景を目にします。確かにそれはそれで効果はあるのでしょうが、ペットボトルのおかげ・・・とはならないでしょう。何よりも見栄えが悪いです。

猫よけに有効な手段

塀の上ならばトゲトゲのシート状になった製品が販売されています。しかしこれも猫によっては全く効果があらわれず、トゲトゲの隙間に足をおいたり、トゲトゲそのものの上を歩いてしまう猫もいるようです。

そんなあらゆる対策を回避する猫に有効なのが、嗅覚を攻めるという手段です。猫の嗅覚は非常に敏感です。猫よけをしたい場所に「木酸液」をスプレーしましょう。木酸液は植物の害虫駆除にも使われる液体で、ホームセンターなどのガーデニングコーナーで手軽に購入することが出来ます。この他にも猫よけ専用のスプレーも販売されていますので、ペットコーナーに足を運ぶのもよいでしょう。

なるべく人体に無害の液体で、軽い刺激臭のあるものをスプレーすることが効果的なのです。