マタタビは日本に広く自生する植物です。夏の時期に梅に似た花を咲かせることから「夏梅」という別名もあります。はマタタビは大好物で、与えるとまるで酔っぱらったような仕草をとります。そもそもなぜ猫はマタタビが好きなのでしょうか。

マタタビの効果

猫には「ヤコブソン器官」という嗅覚器官が存在し、フェロモンなどの匂いの情報を知ることができます。マタタビに含まれている「マタタビラクトン」と「アクチニジン」という成分が、ヤコブソン器官に反応して、中枢神経を麻痺させて興奮させるとされます。マタタビの匂いを嗅ぐことで、リラックスしている状態と同じ脳波が分泌されるのです。

しかし与える際は注意が必要になります。子猫の場合は生後6ヶ月以降、極少量を与えるようにします。また、妊娠中の猫には効果が薄い場合もあるので、もっと与えないといけないのかな?と思って与えすぎには気を付けましょう。

猫を引き寄せるためにマタタビを頻繁に使用するのは危険です。マタタビには食欲増進の効果もあるため、食欲が落ちている時や、ストレスを感じている時、爪研ぎの場所をしつける時などに使用すると良いでしょう。