愛犬をトリミングする際、ヒゲをカットするかどうかを問われることがあるように、犬のヒゲは切っても問題はありません。しかしの場合、ヒゲは絶対に切ったり抜いたりしてはいけません。

猫のヒゲは機能の一部

猫のヒゲは口の周りだけでなく、ほっぺ、目の上、アゴの下と、顔だけで4箇所もあり、その数は数十本にもなります。猫のヒゲは触毛とも呼ばれるように、ヒゲから様々な情報を察知するのです。ヒゲの根本には神経が通っており、血管もあります。これが、犬のヒゲには無いのです。

猫の驚異的な平衡感覚を保つのもヒゲの役割です。人間では感じることのできない風や空気の振動、ニオイまでもヒゲで感知できるといいます。

また、猫は狭い場所でもスイスイと歩を進めますが、これもヒゲのおかげ。ヒゲのセンサーで自分が通れる幅なのかを瞬時に理解するのです。犬の場合はヒゲのセンサーが無いため、とりあえず頭を突っ込んで、進めないと判断したら引き下がるという行動になってしまうのです。