街に流れる川沿いを歩いてみると、たまに「一級河川 ○○川」や「二級河川 ○○川」といった看板が立っていることがあります。これらの等級の違いは何なのでしょうか。

河川等級の違い

川は上流部から小さな川が合流し、この合流を繰り返しながら大きな川となっていきます。これら川を合わせた単位を「水系」と呼びます。水系は1965年に施行された「河川法」によって、国民の暮らしを守り、産業を発展させる上で重要な水系を「一級水系」と呼んでいます。

一級水系に属する川うち、国土交通大臣が指定した川が「一級河川」です。「二級河川」は、一級水系以外の水系で、公共の利害に重要な関係がある川です。こちらは都道府県知事が指定、管理しています。

つまり本流が一級河川に属していれば、その支流が用水路を流れるようなどんなに小さな川であっても、一級河川であると言えるのです。