カジキマグロという名前から、マグロの仲間と捉えられがちですが、カジキマグロはマグロとは全く異なる生物です。ではなぜマグロという名称が付けられているのでしょうか。

カジキマグロの生態

カジキマグロは先端が尖っていることが特徴な大型魚です。よくトローリングなどで釣り上げているシーンなどがテレビで放映されています。

カジキマグロは時速100km以上で泳ぐことができ、最も速く泳ぐことのできる魚としてギネスブックに登録されています。中でもバショウカジキは100mプールを1秒以内に泳ぐことができると言われています。

マグロはスズキ目サバ科マグロ属に属する魚ですが、カジキマグロはスズキ目メカジキ科、スズキ目マカジキ科に属する魚のことで、正式にはカジキマグロではなく、メカジキやマカジキと呼びます。しかし大型回遊魚であることや、その肉質が極めてマグロに似ているため、俗称として「カジキマグロ」と呼ばれるようになったのです。