ほとんどの野菜は品種改良が行われています。トマトもその一つで、世界中で8000種類、日本では120種を超える様々なトマトが登録されています。

ミニトマトの普及

トマトは大きさによって「大玉トマト(200g以上)」「ミニトマト(20〜30g)」「中玉(ミディ)トマト」に分類されます。普通のトマトは食べられるけど、ミニトマトは苦手といった方や、その逆の意見もよく耳にします。

お弁当やサラダなどのちょっとした彩りに大活躍のミニトマトは、そもそもは飛行機の機内食で提供されていました。機内食用にカットしたトマトを使うと、果肉から出た水分で他の野菜が傷んでしまうため、切らずに提供できるミニトマトが使われていました。

それを見た日本の農業関係者が栽培を始め、見た目の可愛らしさと食べやすさから評判を呼び、1970年代後半頃から日本全国に普及していったとされます。