カッパは日本の妖怪であり、川の童(わらべ)で「河童」とも表記されます。全身が緑色で頭には皿があり、この皿が乾いてしまうと力が無くなってしまうとされます。そんなカッパを捕まえるため、許可証を発行している地域があります。

カッパを捕獲するためには

「カッパ捕獲許可証」を発行しているのは岩手県遠野市の観光協会で、この許可証があると市内の土淵町にある「カッパ淵」で、カッパを捕らえることが出来るようになります。

カッパ淵は過去にカッパを目撃しただけではなく、カッパ淵にあるお寺が火事になった際、カッパを火を消してくれたという伝説が残っている地でもあります。

今まで、カッパ淵でカッパを捕らえる許可を与えられていたのは、一人の男性だけでした。しかし観光客にもカッパ捕りを楽しんでもらおうと、観光案内所や道の駅などで許可証を販売することとなったのです。この許可証の使いみちはこれだけではありません。運転免許と同じく更新型の許可証となっており、5年の更新でゴールド免許へと変わると、お買い物の際の提示で5%オフとなるといった特典を受けることが出来るようになります。

地域の活性化と観光客の集客に繋がる、非常に上手な手法です。