アフリカ大陸の南部に位置するジンバブエ共和国。1500万人弱が暮らすこの国では、英語やチェワ語、セナ語を始めとした16の公用語が定められています。多いのは公用語だけではありません。法定通貨も9種類を有しており、その中には日本円も含まれているのです。

ジンバブエの法定通貨

法定通貨とは、買い物などの決済の場において、支払いを拒否することができない通貨のことを指します。例えば日本では日本円での支払いを拒否することができませんが、米ドルやユーロでの支払いは拒否することができます。これは日本の法定通貨が日本円のみであるからです。

ジンバブエではこの法定通貨が、米ドル、ユーロ、英ポンド、ランド、プラ、人民元、ルピー、豪ドル、日本円の9種類もの通貨が法定通貨として指定されているのです。

現在は主に米ドルが流通しているようですが、日本円で買い物をしようと思えば、お店側は拒否する権利はないということになります。