開始0分で即退場を命じられたサッカー選手たち
サッカーは体と体がぶつかり合う激しいスポーツの一面を持っています。しかしラグビーなどのように、ぶつかり合うことが前提のルールではありません。そのため、危険行為であると見なされれば即時レッドカードによる退場処分を言い渡されてしまいます。
世界最速のレッドカード
レッドカードは一発退場となる最も重い処分です。それ相応の危険行為やマナー違反がないと審判も迂闊に提示することはありません。しかし世界には開始1分ももたずしてレッドカードを掲げられた選手が存在するのです。
有名な選手では、元イングランド代表のジェラードや、世界屈指のプレイヤーであるアルゼンチンのメッシなどがいます。彼らはなぜそんなにも早く退場処分を受けたのでしょうか?
ジェラードはその日、途中出場でピッチに立ちました。しかし試合開始38秒後、相手選手の足を踏んでしまいレッドカードを受けてしまったのです。
メッシの場合はもっと特別です。それは彼の代表戦デビューの出来事でした。当時18歳だったメッシは、ハンガリーとの親善試合でフル代表デビュー。後半18分に途中出場するも、わずか40秒後に不意の肘打ちをしてしまい、レッドカードで退場しました。
日本での記録
日本のJリーグでレッドカード最速記録となるのはこの試合でしょう。2009年4月15日に行われた東京ヴェルディvsサガン鳥栖でのこと。ヴェルディのキックオフ直後に出したバックパスがミスキックになり、危うく相手フォワードとゴールキーパーが1対1になりかけてしまったのを、ヴェルディの菅原智選手が制止。そのタックルがレッドカードを呼び、菅原選手はわずか6秒でピッチを去りました。