日本では宅配ピザのチェーン店が乱立し、一枚のピザが2000円程するイメージが強いです。これは宅配に必要な人件費が大半を占めており、本場イタリアやアメリカではピザは数百円で食べられる気軽な食事なのです。

ピザとピッツァの違い

ピザは日本人が発音した際の英語、ピッツァはネイティブな発音の英語、というのは間違いです。ピザはもともとイタリアのナポリが発祥で、正しい呼称は「ピッツァ」になります。これがイタリアの移民によりアメリカに広められ、それが日本に輸入されて「ピザ」と呼ばれるようになりました。ピザという呼び方は日本独自のものであるとされます。

このことから日本では、アメリカ式のものを「ピザ」、イタリア式のものを「ピッツァ」と呼んで区別するようになったのです。

食べ方の違い

それではアメリカ式とイタリア式のピザ(ピッツァ)にはどのような違いがあるのでしょうか。それは大きく分けて食べ方に違いがみられます。

ピザ

ピザは丸い刃が付いたピザカッターを使い、切り分けて複数人でシェアしながら食べられます。そのため、直径50cm程の大型のピザも普及しています。

ピッツァ

ピッツァは基本的に一人につき一枚で、ナイフとフォークを使って切り分けて食べるか、カットされていない、またはカットする器具がない場合には折りたたむようにして食べます。そのため、直径は30cm程と小型なものがほとんどです。


このように明確な違いがあるピザとピッツァ。日本ではどちらかというとピザが浸透しているといえるでしょう。