ピザの年間消費量の第1位はアメリカで、一人あたり年間約13kgを消費するそうです。ジャンクフードの代表格として世界中で食べられているピザは、カロリーが非常に高く、お世辞にも健康食とは言えません。しかしピザ大国であるアメリカでは、ピザは野菜であると認められているのです。

ピザは合法的に野菜

アメリカでは肥満が深刻な問題となっています。さらには費用の問題で学校給食にまでピザやハンバーガー、コーラなどの高カロリー食が提供されています。このことから3分の1の子ども達が肥満であるとされています。

そこで政府は「ヘルシー・ハンガーフリー・キッズ・アクト」と題し、学校給食に野菜やフルーツなどのヘルシーな食材を多く導入しようとしました。しかしジャンクフード会社と繋がっている多くの議員から反対されてしまいます。しかもあろうことか、ピザにはトマトソースが多くかかっているから、逆にヘルシーであるという反論を受けてしまいます。

2011年1月に行われた改正歳出予算案の中で、給食において「大さじ2杯のトマトソースがかかっているピザは野菜」されるようになってしまったのでした。