宅配ピザは1960年にアメリカのドミノピザが始めたものが、1985年に日本に入ってきました。日本で最初の宅配ピザも、アメリカと同じくドミノピザです。その後、多くのチェーン店で宅配ピザのサービスが開始されたのです。

宅配ピザはなぜ高い?

ピザの本場イタリアでは、ピザは手軽に食べられる軽食として、非常に安価で食べることができます。そして日本に来た外国人は宅配ピザの高さに驚くそうです。日本の宅配ピザは高いと数千円もします。なぜこんなにも高いのでしょうか。

あるピザ専門店によると「一般的に2500円程度のピザの場合、原価は300~400円となっている」と公言しています。材料費で最もコストがかかるのが、生地全体にふんだんに使われているチーズだそうです。

そしてやはり宅配ピザの価格を上げている最たる原因は人件費にあります。単純な計算で、時給1000円の配達員が往復30分の配達に出かけただけでもそのコストは500円になります。当然厨房スタッフもいるわけですからさらにコストはかかります。

つまりこれらのコストにお店側の利益を足すことになると、2500円という価格設定は妥当なことが分かります。

最近ではお店に直接買いに行く持ち帰りスタイルも流行っており、持ち帰りの場合は大幅な値引きや2枚目が無料などのサービスも充実していますが、原価は数百円なのでお店側としてはちゃんと利益は出ているのです。