ショウガは料理に使われるだけでなく、中国では紀元前500年頃から薬用としても利用されてきました。食欲増進や血行を良くするなど、様々な健康効果があり、殺菌効果もあることから生物の薬味としても多く付け合わせられます。そんなショウガは体を温めてくれる効果があることは有名ですが、その反面で体を冷やす効果もあるというのです。

ショウガの効率的な摂取

生のショウガには「ジンゲロール」という成分が含まれています。ジンゲロールには解熱作用があり、体の表面を温めてくれる効果がありますが、体内の熱は取り除いてしまいます。つまり体の芯から冷やすといった効果があるのです。

生のショウガに含まれるジンゲロールは、加熱することによって「ショウガオール」という成分に変化します。このショウガオールは血行を良くして血流を高めてくれるため、体がポカポカと温まってくるのです。

しかしショウガは刺激が強いため、食べ過ぎには注意です。生のショウガであれば5〜10gが適量とされます。