世界三大珍獣といえば何?
たびたび、世の中の物事のランキングとして「世界三大◯◯」と称されます。世界三大珍味や、世界三大美女などから、世界三大ガッカリ観光名所などのマイナスなイメージのものまで様々ありますが、珍しい動物のトップ3である「世界三大珍獣」といえば一体何でしょう?
世界三大珍獣
オカピ
「森の貴婦人」の異名を持つオカピは、20世紀になってから発見された新しい種類の動物です。全体的にシカのような外見をしていますが、脚にはシマウマと同様の黒と白の縞模様があります。その外見からシマウマの仲間と思われていましたが、二つに割れたひづめ、短い二本のツノ、長い舌という特徴から、キリンの仲間であり、キリンの先祖であるということが判明しました。
コビトカバ
漢字をあてると「小人カバ」となるように、カバにしては非常に小型で、体長150〜175cm、体高75〜100cmほどしかなく、とてもかわいらしいサイズです。
ジャイアントパンダ
今では珍しさが全くないジャイアントパンダですが、それまで中国の地元民しか知り得なかったジャイアントパンダの存在を、1869年に欧米人が発見して以来、世界中に広まりました。
これらの動物は、希少価値・学術価値・発見までの経緯などのポイントを考慮して選定されたとされます。オカピ・コビトカバ・ジャイアントパンダの3種を同時に見られるのは日本でも東京にある上野動物園だけであり、これは世界的にみてもとても珍しいことです。