韓国では桜前線ならぬキムチ前線が発表される
韓国といえばキムチ、キムチといえば韓国というほど、キムチは韓国の国民食として認知されています。韓国では一人あたりの年間消費量が約22kgともいわれており、食事には欠かすことのできない存在となっています。
キムチ前線
韓国のキムチ作りは毎年11月に行われます。この期間のことを「キムジャン」と呼ばれ、キムチを作るための費用としてキムチボーナスが支給される会社や、この期間をキムチ作りに集中できるように、キムチ休暇を与える会社もあるそうです。
また、天候はキムチの出来栄えに大きく影響します。そのため、韓国の気象会社では「キムチ前線」を発表しています。
日本で「◯◯前線」といえば桜が思い浮かびます。年に一度しかない桜の開花時期をお知らせするものですが、これと同様にキムチを漬けるために適した気温などをもとに、キムチ前線が発表されるのです。
美味しいキムチが作れる条件は、平均気温が4℃以下および最低気温が0℃以下とされます。これ以上の気温では発酵が進みすぎてしまい、これ以下の気温では材料となる野菜が凍結してしまうのです。