南アメリカに生息する、その名も「アベコベガエル」という一風変わった名前のカエルがいます。通常、カエルの子はオタマジャクシとして生まれます。このアベコベガエルの子もまたオタマジャクシなのですが、そのサイズは特大の約20cmにもなります。このアベコベガエルは成長する過程で普通のカエルとは違った、まさにアベコベな成長をしますが、一体どのように成長を遂げるのでしょうか。

アベコベガエルの成長

アベコベガエルは英名では「パラドクシカル・フロッグ」と呼ばれます。日本語に訳すと「逆説的なカエル」となります。その名の通り、このカエルは成長するにつれてサイズが小さくなっていくのです。普通の生物の成長は身体は必ず大きくなるものですが、アベコベガエルは約20cmのオタマジャクシの幼体から、約6cmの成体へと成長するのです。なぜこのようなアベコベな成長をするのかは、未だ謎に包まれています。