洗剤や化粧品でトップクラスのシェア率を誇る「花王」。1887年に現在の花王の前身となる「長瀬商店」からその歴史はスタートしました。花王といえば月に描かれた顔のマークが印象的ですが、このマークにもまた歴史があるのです。

花王のマーク

創業当初の長瀬商店では文房具を取り扱っていました。その鉛筆に描かれていた月と星のマークをヒントに、創業者自身が花王のマークをデザインしました。

この月のマークのデザインは創業から現在に至るまで8回の変遷があり、当初は右向きの形が、1943年に左向きに変更されました。

月の形から、右向きの月は下弦の月であり、左向きの月は上弦の月となります。上弦の月は満月になっていく月なので、満ちていく様子を演技が良いと捉え、デザインを変更したのです。