再現しない事がやさしさ?トミカのミニカーで再現されていない物とは
世界中で爆発的なヒットを飛ばし、現在でも愛され続けているロングセラー商品であるタカラトミー社の『トミカ(ミニカー)』。実に精巧に作られた60分の1の美しい車体に、子どもから大人までを魅了してファンが絶えることはありません。
今回の雑学は、そんなトミカに隠された「やさしさ」についてご紹介します。
低年齢層にファンがいるからこその思いやり
1970年から販売が開始され、40年以上もの歴史があるトミカ。販売当初の頃に子どもだった方は、もう既に立派な大人に成長しているかと思いますが、それでもまだトミカのコレクションを続けている方も多いことでしょう。それはやはり精巧に作られた車体の美しさがあってこそでしょう。車体は設計から完成まで9ヶ月もかけて作られるというから驚きです。まさに本物の車そのものでしょう。
しかしトミカでは、唯一再現されていない部分があるのです。それは「サイドミラー」。サイドミラーが忠実に再現されていた場合、万が一子どもが遊んでいる最中に踏んでしまったらどうなるでしょうか。このような場合を想定して、怪我をしないようにあえてサイドミラーは再現されていないのです。
また、実車に比べるとボディ全体が丸みを帯びているのが分かります。これも子どもたちへの配慮で、角ばったボディではどうしても怪我をしてしまう可能性があるということからの気遣いなのです。