「○○様」と「○○殿」の使い分け方
文書でも口頭でも、他人に対して敬称で呼ぶ際に「○○様」や「○○殿」という敬称を使用します。これらの正しい使い分け方はご存知でしょうか。
一般的な使い分け方
先に結論を述べてしまうと、はっきりとした定義はないようですが、一般的には次のような使い分け方をされています。
○○様
「様」は非常に便利な言葉の一つです。男女、目上、目下、社内外など関係なく使用することの出来る敬称です。口頭でも文書でも問題なく使用できるので、使い分けがわからない場合はとりあえず使っておいて問題はありません。
○○殿
「殿」は口頭で使われることはなく、文書で使われるのが一般的です。「殿」は一見するととても偉い方に向けて使用する言葉と思われる方もいるかも知れませんが、全くの逆の意味ですので注意が必要です。本来は「目上の人から目下の人へ」向けられる文書に用いられます。
また別の使い方としては、団体(会社等)から個人へ宛てた文書に対しても使用されることがあります。
こうなると、お城に住む「お殿様」は偉いのか偉くないのか頭が混乱してしまいますね。