プラレール」といえばタカラトミーから販売されている子供向けの電車のおもちゃです。このプラレールが実はプロの運転手の訓練にも使用されているのです。

今回の雑学では、プラレールがどのような訓練に使われているのかをご紹介します。

プラレールって何?

プラレールは青い線路を自由自在に組み立てて、自分だけの線路を作って電車を走らせることが出来る鉄道玩具です。その歴史は古く、初めて発売されたのは1958年の事。線路となるレール部品は28種もありまさに自由自在。トンネルや橋や踏切などの情景部品も28種用意されており、自分だけの世界を作り上げる事ができます。

JR東海の訓練として採用された

2004年からJR東海では、運転手の訓練のためにプラレールを採用しました。プラレールでJR東海の路線を忠実に再現したのです。これがどのように使われるかというと、非常事態時などにおいて電車がどのように動くべきなのかなど、通常線、回送線、車両基地などの配置状況を目で見て認識しながら体験できるというワケです。

この訓練は見習い運転手に対してのカリキュラムでしたが、その後2006年からは乗務員全員に対して必修科目となりました。さらに東京メトロでもプラレールによる訓練制度を2011年に導入し、広がりをみせています。