昔に比べて駄菓子は値上がりしています。単純に物価の変動や、原材料の値上げなどが原因なのですが、株式会社やおきんが販売している「うまい棒」は変わらぬ味と価格を提供し続けています。

やおきんの企業努力

うまい棒は1979年7月に販売開始以来、一本10円という価格で提供し続けられています。

うまい棒の原材料は主にトウモロコシです。通常であれば、原材料が値上がりした時点で商品の価格も変動するものですが、うまい棒は価格を変動するのではなく、製品をわずかに小さくすることで10円という価格設定を守ることができたのです。

内容量は2005年から公開され、2007年秋までは内容量が7〜9gだったのに、原材料費高騰による影響のため2010年では内容量が5〜6gに減少されました。つまり、うまい棒の長さが原材料費によって左右されるのです。

中心に開いている輪の大きさを調整すればいいじゃないかと思うかもしれませんが、輪が開いていることによって輸送時の衝撃が吸収され、破損防止になるように計算されているのです。

物価の変動に左右されない価格設定の裏には、こんな企業努力が隠されていました。