パーティのメニューや、クリスマスでの定番といえばローストチキンです。調理方法はオーブンやグリル、専用の機械を用いたものまで様々ですが、鶏の丸焼きという点ではいずれも変わりはありません。お店で売っているものや、食卓に並べられたものは持ち手に銀紙(アルミホイル)が巻かれていることがほとんどです。これには二つの理由があります。

銀紙の役割

一つは、食べる際に手が汚れるのを防ぐためです。そのままの状態や、紙類を巻いたのでは油で手がギトギトになってしまいます。

そしてもう一つの理由は、骨の断面を隠すためです。鶏の丸焼きを切って給仕されるわけですから、どうしても骨が剥き出しになってしまいます。ましてや骨の断面が露出していると、食欲が低下してしまいます。そこで、銀紙を巻くことでそれを防止しているのです。