日陰にいても日焼けはする
肌のトラブルを起こさないためにも、出来るだけ日焼けを避ける方は多いでしょう。特に女性にとって、外出時の日焼け対策は大切です。サンサンと降り注ぐ太陽の日差しを避けるため、日陰に入ったり日傘をさしたりと工夫をすることでしょうが、実はあまり効果は期待できないのです。
日焼けのメカニズム
そもそも日焼けとはどのような仕組みで起こるのでしょうか。太陽から降り注ぐ日差しの中には、目に見えない短い波長である「紫外線」が含まれています。この紫外線には有害物質が含まれており、大量に浴びることにより色素細胞を傷つけ、その結果メラニン色素が増殖して皮膚の色が赤や黒に変色するのです。
紫外線はあらゆるものに反射する性質を持っている上、ガラスまでをも通過します。日陰に入っていようが日傘をさしていようが、コンクリートなどに反射した紫外線を浴びてしまっているのです。
日焼けは日差しの強い夏場の晴れの日に起こるという印象がありますが、ガラスさえ通過してしまう紫外線が雲や雨などによってかき消されるわけがありません。晴れの日の紫外線を100%とした時、曇の日の紫外線は60%、雨の日は30%の紫外線が降り注いでいるとされます。天気のみならず、季節も関係なく紫外線は存在するのです。
この紫外線から肌を守るには、日焼け止めクリームを塗ること以外には方法はありません。